この人たちは本当に人間なのか…と訝しげになります。

これでは、その宗教が大事なのか、人が大事なのかわからないですね。

こういう本末転倒なことがこの宗教内では起こっているのです。

そうではなく、前者の例でいえば、いろんな人間精神の類型を分析して、その場合では、そのように接していくべきなのか、自分は何をしていくべきなのか、を深く分析してしかるべき行動をしていくべきなのです。

要するに構造的分析をしていくというスタンスですね。

こういうと、「そんな科学的な方法よりも日蓮大聖人の方が偉大だ！」という異論が出るでしょうが、日蓮在世の時から800年弱がたっているのです。

その期間で、人類には物事を深く分析する科学的方法の精度は上がっているのです。

精度が上がって的確なものができたのであれば、そちらに縋る方が合理的ではないでしょうか？

その方がストレスフリーになるのです。

例えば、今いる地点から目的地までの距離を知って、最短で行ける方法を知りたい。

その際は、Googleマップを使いますよね？

使わずに、勘や年長者の意見を頼りする方が的確なのでしょうか？

違いますよね。
こういった的確な方を選ぶべきである、と言いたいのです。

かといって私は科学万能主義者でもなければ無神論者でもないのです。神や仏といった存在は厳然と信じています。

しかし、依拠するのがすべて神や仏ではないということです。

確かに創価時代に、学んだことはあります。

それは楽観主義ですね。

この世は、頑張っても運命を変えることは出来ないゆえに、この世に生まれ出たことを嘆くしかないんだ、というニュアンスの宗教も多数あった当時において、日蓮は全くの逆の、運命は自分の努力で変えることができる、という考えを提示したのです。

日蓮は、「生きることは苦しい。現実は苦しい。その苦しみを自らの力で解決せず、死後に浄土を求め、この世に浄土を築こうとせぬのは、現実からの逃避に他ならない。」という言葉を遺しています。

そういうスタンスを心の支柱にしたいと思ったのも事実ですし、今もそうです。

しかし、宗教だけに縋るのは不条理である、ということを指摘しておきたいということです。

宗教だけに縋っているだけなのは、事の本質を見誤ることになるのは間違いないからです。

自分が属している宗教団体で言われていることだけを鵜呑みにするのではなく、その団体で言われていることをまず始めに受け入れたうえで、他の分野にも飛び込んで、視野を広げ、いろんなことを学び、自分の生活にとり入れて質的向上をしていくことが大事ですし、勧めたいスタンスです。

また、宗教に縋ることによって、心豊かに過ごせることは間違いないことは事実です。

かといって、それだけに拘るのは非常に危険であるということを指摘しておきたいです。

ではどのようにしていけばいいか、といったことも踏まえて、万般に渡る方法論を提示した新感覚の本を出しました。

このページを読んで、ピンときた、あるいは興味が出た、という人は読んでくださいませ。

著者紹介

　木内高夫　　　　

運営者紹介：極真空手道場職員を経て、合同会社創闘代表取締役就任発行メルマガ　：　まぐまぐ！

発行サイト　　：汗牛充棟.com　　カモン空手マン

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